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レース回顧

 

笠松・第17回 白銀争覇(SPⅢ)

 

 2012年01月13日17回笠松5日10R サラ系4歳以上・オープン・SPⅢ 良 1400m

着順

馬番

馬名

所属

斤量

騎手

馬体重

走破時計

着差

人気

1着

7

エーシンエフダンズ

兵庫

57.0

川原正

518

1.26.9

 

2

2着

4

フィオーレハーバー

兵庫

57.0

木村健

488

1.27.0

1/2

1

3着

5

トウショウジオン

金沢

57.0

花本正

502

1.27.2

1

6

4着

8

エーシンエヴァン

笠松

57.0

佐藤友

509

1.27.3

1/2

7

5着

9

マルヨシロワイン

笠松

55.0

尾島徹

530

1.27.4

3/4

4

6着

2

ヒカルルーキー

金沢

57.0

東川公

488

1.27.6

1

5

7着

10

コロニアルペガサス

笠松

55.0

吉井友

494

1.29.3

8

8

8着

1

ビッグポパイ

笠松

57.0

藤原幹

506

1.29.6

1 1/2

9

9着

6

エーシンアクセラン

笠松

57.0

岡部誠

482

1.29.8

1 1/2

3

10着

3

セイウンワキタツ

笠松

57.0

島崎和

473

1.30.4

3

10

 

【寸評】  1着 エーシンエフダンズ……スタートは普通だったが、ペースが遅かったこともあり押して3番手を確保。向正面に入ってから、すぐ前を捕まえに行き、3角では並びかけそのまま直線へ。息の長い脚を使って、2着馬を競り落とした。  2着 フィオーレハーバー……単勝オッズ1.6倍の断然の1番人気。他に行きたがる馬がおらず、なかば押し出されるような格好でハナへ。マイペースに持ち込めたが、目標にされたぶん負けた感じ。勝ち馬との力量差はほとんどなさそうだ。  3着 トウショウジオン……先行有利な流れの中、後方からマクってきた脚いろはよかった。さすがに最後は先着2頭にペースを合わせれたが、着順以上に内容は濃かった。このレースぶりを見ると、短いところがあっているのかも。  5着 マルヨシロワイン……ゲート内でアオるような仕草を見せていたが、スタートはまとも。外枠からスムーズに内に入れると、人気の3頭を前に見ながらの追走でチャンスをうかがった。が、勝負どころで満を持して追い出したが伸びは案外。やはりピークの状態ではなかったようだ。  9着 エーシンアクセラン……副管骨のケアで約7か月ぶりの実戦。スタートしてすんなり2番手につけるなど、出脚こそ見るべきものはあったが、向正面では早くも息切れ。やはりブランクは大きかった。

 

【レース後のコメント】 

1着 エーシンエフダンズ

川原正一騎手……相手はフィオーレハーバーに絞っていたので、あまり楽に逃がしてもいけないと思い、早めに仕掛けました。モマれずに好位が奪えたし、今日は枠順もよかったね。だいぶ、環境になれてきたみたいだし、これからも楽しみだね。
橋本忠調教師……転入直前に障害を飛んでいたせいか、こちらにきてからはズブい面が目立っていました。ここ2走は様子を見ながらの仕上げでしたが、今回はびっしり追って仕上げました。これで走らなければと…、思っていたので結果が出てよかったです。もう少し行きっぷりがよくなれば、もっと走っていい馬ですよ。
 

 。  

 

 

 

名古屋・第15回 名古屋記念(SPⅠ)

 

 2012年01月07日20回名古屋6日10R サラ系4歳以上・オープン・SPⅠ 良 1400m

着順

馬番

馬名

所属

斤量

騎手

馬体重

走破時計

着差

人気

1着

4

スウィングダンス

名古屋

52.0

小山信

436

1.28.9

 

1

2着

2

スマートブレード

名古屋

56.0

岡部誠

523

1.29.0

1/2

2

3着

1

エイシンパンサー

笠松

54.0

尾島徹

476

1.29.9

4

3

4着

3

サンキストゴールド

名古屋

56.0

柿原翔

474

1.30.1

1

7

5着

5

キタイセユニバース

名古屋

56.0

戸部尚

449

1.30.5

2

8

6着

8

ノゾミカイザー

名古屋

56.0

岩橋勇

490

1.30.5

9

7着

9

ニシノコンサフォス

名古屋

56.0

阪野学

537

1.30.8

1 1/2

5

8着

7

キングスゾーン

名古屋

56.0

安部幸

521

1.31.3

2 1/2

4

9着

6

ヒシアカデミー

金沢

56.0

松戸政

536

1.32.8

7

6

 

【寸評】  1着 スウィングダンス……格上挑戦ながら再転入後8連勝の内容が評価され、堂々の1番人気に支持された。レースはスタートから一貫して外々を回る、一見すると無謀にも思えるレース運びだったが、それでも最後はスマートブレードとの差し比べを制した。格下で斤量差があったにしても、力でねじ伏せる姿勢はまさに横綱。今後は一気に名古屋の頂点を目指してほしい。小山信行騎手は43歳にして嬉しい重賞初勝利。  2着 スマートブレード……先行集団を前に見るかたちで追走し、勝負どころの3角からは一気に内を突いた。直線ではいったん先頭に立ったが、最後は勝ち馬との差し比べに敗れたかたち。明けて11歳の高齢馬だが、まだまだ活躍できる。  3着 エイシンパンサー……ヒシアカデミー、キングスゾーンの激しい先手争いをコーナーを利して勝利し、主導権を奪った。しかし、勢いをつけすぎたせいか、ややハイペースになりすぎ直線までにスタミナを奪われ徐々に失速。なんとか地力で3着には残ったが、力を知っているだけに物足りない。  8着 キングスゾーン……自慢の粘り腰も、11月の復帰以降はどうも陰をひそめるようになった。さすがの古豪も衰えたか!? 

 

【レース後のコメント】 

1着 スウィングダンス

小山信行騎手……やはりオープンのペースは違うのか、2コーナーで肩ムチを入れなければついていけなかった。でも、並んだら負けないと思い、必死で追いましたよ。強い馬ですね。20年目で重賞初勝利となりますが、よく苦節20年といわれますが、大きな怪我もなかったし、自分的には気楽にやってきましたから。瞳も応援に来てくれて自分のこと以上に喜んでくれましたし、春には子供も生まれる予定です。とにかくうれしいですね。
瀬戸口悟調教師……オープン馬相手にこれだけやってくれれば満足。今後? 中央では輸送競馬がダメで体調を崩した経緯があるからね。遠征や笠松は使う気は全くない。地元一本で体調に合わせて使っていく予定です。
 

 。  

 

 

 

名古屋・第14回 新春ペガサスカップ(SPⅠ)

 

 2012年01月06日20回名古屋5日10R サラ系3歳・オープン・SPⅠ 良 1600m

着順

馬番

馬名

所属

斤量

騎手

馬体重

走破時計

着差

人気

1着

6

マザーフェアリー

名古屋

54.0

柿原翔

502

1.44.9

 

5

2着

8

ノゾミカイソク

名古屋

56.0

安部幸

446

1.45.1

3/4

6

3着

2

スズカウインダー

名古屋

54.0

戸部尚

435

1.45.7

3

2

4着

5

グレンダウザー

名古屋

56.0

岡部誠

537

1.45.9

3/4

1

5着

3

コキビジン

名古屋

54.0

吉田稔

464

1.45.9

8

6着

7

ブライトシンプー

名古屋

56.0

竹下太

486

1.46.4

2 1/2

3

7着

10

オグリカーン

笠松

56.0

吉井友

483

1.46.6

1

4

8着

1

ドラゴングランド

名古屋

56.0

東川公

480

1.47.2

3

9

9着

4

オカノビジン

名古屋

54.0

丸野勝

424

1.47.2

7

10着

9

ミヤシンボーラー

名古屋

54.0

今井貴

460

1.48.2

5

10

 

【寸評】  1着 マザーフェアリー……前半こそスローだったが、向正面あたりでグレンザウダーをはじめ、上位人気勢が一気に動き馬群が密集。後方でも射程圏の位置取り。動くタイミングを他馬よりもワンテンポ遅らせたのが奏功したか。近走の不振で人気を落としていたが、デビュー当初は当地で上位ランクされていた素質馬。走っても何ら驚けないといったところか。 2着 ノゾミカイソク……スタート直後につまずき、中団~後方の外々を追走する形となってしまったが、向正面で一気に仕掛け2番手へ浮上。直線は勝ち馬との叩き合い。わずかに遅れたが、力を示した2着といえよう。 3着 スズカウインダー……控えた前走とは違い、今回は好発からハナを主張。道中はスローに落として理想的な展開に持ち込んだが、2着馬にはやめに並びこまれ一気に厳しくなった。直線半ばまで渋太く抵抗してみせたが、さすがに最後は脚が上がってしまった。 4着 グレンダウザー……ゲート内で落ち着きのない様子。今日も発馬が決まらず後方から。2着馬の後ろを勢いよく上がってきたが、そこから脚が続かなかった。能力はあるだけに、まずは発馬をなんとかしたい。

 

【レース後のコメント】

1着 マザーフェアリー

柿原翔騎手……今回はテン乗りになりましたけど、騎乗経験のある宇都さんや戸部さんからアドバイスを貰っていましたし、自厩舎の馬ですから力が入りました。ゆくゆくはダービーを狙える馬ですね。ぜひ、その時も乗せてほしいなあ。夢はダービージョッキーですから。ケンタウロスカップも勝ちましたし、常々持っているやつと言われていましたが、どうもそのようです。

西村厩務員……長バリを入れて、ひと息入れたのが良かったみたい。バリバリ乗っての10キロ増だったし、馬も普段より落ち着きがあったからね。認定戦では馬に僕の緊張が伝わったのか結果が出ませんでした。気楽に臨んだ結果がこれですから、競馬は分かりませんねえ。
 

 

 。  

 

 

名古屋・第51回 新春盃(SPⅡ)

 

 2012年01月03日20回名古屋3日10R サラ系4歳以上・オープン・SPⅡ 良 1800m

着順

馬番

馬名

所属

斤量

騎手

馬体重

走破時計

着差

人気

1着

1

ロードグリン

名古屋

56.0

今井貴

515

2.00.3

 

3

2着

4

パラダイスラビーダ

名古屋

56.0

横井将

508

2.00.7

2

1

3着

7

デルマジョン

名古屋

56.0

持原大

468

2.01.1

2

5

4着

5

トーセンロマネ

笠松

56.0

東川公

452

2.01.3

1

2

5着

2

マイネルリチャード

名古屋

56.0

友森翔

514

2.02.3

5

6

6着

6

ジェットコマチ

名古屋

54.0

加藤利

516

2.04.0

8

4

7着

3

シーグランジャー

名古屋

56.0

小山信

523

2.04.7

3

7

 

【寸評】  1着 ロードグリン……最内枠を利して楽に先手。2番手がやや元気のないシーグランジャー、その後ろのパラダイスラビーダがゆったりと構えてくれたおかげで、逃げながらも(道中は)しっかりと脚をためることができた。多頭数で同じ競馬ができるかが今後の課題となるが、攻め駆けする馬がようやくそれに見合う勲章を手に入れた。今井騎手は暮れの笠松に続いて重賞2勝目。  2着 パラダイスラビーダ……単勝1.8倍の1番人気。鼻出血のペナルティ明けだったが、能試や調教の動きも良くなんら問題はなさそうだった。きょうはなんとか地力で2着確保はできたが、逃げ馬に楽をさせすぎた。   4着 トーセンロマネ……前走が豪快なマクリで勝利。格上挑戦の今回も十分な期待が持たれたが、少頭数でペースが落ち着いてしまっては厳しい(ことこの名古屋では特に)。まあこれも追い込み馬の宿命か!?

 

【レース後のコメント】

1着 ロードグリン

今井貴大騎手……バリバリ乗りこんでいましたが、馬体が絞れていなかったのは誤算でした。ただ、馬の状態そのものは良くなっていましたし、なによりも相手関係に恵まれましたね。このあとはオープンになると思います。今後が正念場です。
 

 。

 

 

名古屋・第11回 尾張名古屋杯(SPⅡ)

 

 2012年01月02日20回名古屋2日10R サラ系オープン・SPⅡ 良 1600m

着順

馬番

馬名

所属

斤量

騎手

馬体重

走破時計

着差

人気

1着

4

ハートオブストーン

名古屋

57.0

丸野勝

463

1.44.5

 

1

2着

3

セイピーシーズ

名古屋

55.0

柴田直

464

1.44.5

3

3着

6

ミルリュユッテ

名古屋

55.0

今井貴

450

1.44.5

4

4着

11

レッドブリッツァー

名古屋

57.0

安部幸

500

1.44.9

2

7

5着

7

キングローズ

名古屋

55.0

持原大

483

1.45.0

1/2

6

6着

10

メモリーキャップ

名古屋

55.0

丹羽克

484

1.45.3

1 1/2

11

7着

5

メモリーセイバー

笠松

55.0

吉井友

484

1.45.7

2

5

8着

8

イサミチェリー

名古屋

57.0

柿原翔

462

1.45.8

1/2

10

9着

9

ニポーティ

名古屋

55.0

吉田稔

457

1.46.0

1

9

10着

1

デジタルゴールド

名古屋

55.0

岡部誠

460

1.46.0

2

11着

2

ドリームシャドウ

名古屋

57.0

岩橋勇

514

1.46.3

1 1/2

8

 

【寸評】  1着 ハートオブストーン……単勝オッズ1.9倍の1番人気。スタートを決めると、逃げるデジタルゴールドの1馬身後ろにピタッとつけて終始マークするかたち。道中もスタンド前で一瞬掛かる感じにはなったが直ぐにおさえがきき、そこからはもういつ捕まえるかに専念するのみの横綱競馬。馬が遊んでしまったため最後こそ2頭に詰め寄られはしたが、完勝と言っていい内容だった。  2着 セイピーシーズ……転入緒戦とはいえ2走前に当地で交流戦を勝っていることから下地はあった。道中は前に人気馬を見るかたちで、終始内々をロスなくまわり脚をためたが、その末脚も僅かアタマ差届かず。  3着 ミルリュユッテ……6走連続2着の歯痒さから解き放つべく、中間はいつにも増して熱心な攻めを消化し、調整過程はこれ以上ないものに思えた。レースでは勝負どころで一旦置かれたが、そこからしぶとく伸びて最後接戦にまで持ち込んだが3着まで。逆に着順をひとつ下げてしまった。  10着 デジタルゴールド……2番人気。予定通りハナには立ったが、ハートオブストーンの厳しいマークに合い、息を入れることができなかった。それでもなんとか直線入り口までは先頭に立つことが出来たのは地力あってこそか。ただ、やはり秋桜賞から狂い始めた歯車は簡単には戻らない!? 立て直し急務。

 

【レース後のコメント】

1着 ハートオブストーン

丸野勝虎騎手……4角は楽な手応えで回ってきたので、その時は勝てると思ったけど、馬が遊んでしまってね。でも内外から2、3着馬が来て、もう一度伸びてくれた。それが良かったよ。発馬が改善したし、まだまだこれから力をつけていきそうだね。僕自身は初日と2日目のメインを続けて勝って、気分のいいスタートになったからね。今年もよろしくお願いします。

 

 。