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豪脚再び! ヴォルスング!! 

 「新春ペガサスカップ(SPⅠ)シリーズ」初日。新春ペガサスカップシリーズというとどうしても思い出してしまうのが雪による中止。昨年、一昨年とともに食らっているだけに今年はなんとか無事に完走できることを心から願うばかり。とくに2016年はシリーズメインである新春ペガサスカップ当日が中止の憂き目に。中止の一報を聞いた時は心の底からガックリきたことを今でも鮮明に覚えている。あんな思いは二度としたくないものです。ちなみにレースは3月の名古屋大賞典の直前のレースに変更して行われ、カツゲキキトキトが5馬身差の圧勝劇。鞍上はこれが重賞初勝利となった木之前葵騎手だった。2016年といえば、JRA・藤田菜七子騎手がデビュー、そしてこの5か月後には宮下瞳騎手が騎手再デビューを果たした年。秋にはLVRがスタートするなど女性ジョッキーの活躍に沸いた一年だったともいえるだろう。なるほど、2016年が思い出深いのはそうゆうことか。 

 

 さて、本日のメインは「孔雀座特別」(10R,16:05、B-1特別)。キトキトと同厩、そして木之前葵騎手で臨む⑪ヴォルスングに期待。前走はテンに置かれ気味ながらも、向正面で仕掛けられエンジン点火は3角すぎ。ここからがケタ違いだった。一瞬で先行勢を飲み込むと、直線で前を行く逃げ馬をあっさり捕らえて4馬身もの差をつけてしまった。中央2勝馬、大井でもB2勝ちの実績はダテではなかったということ。本質的に距離が短くなるのは不安材料だし、名古屋の馬場で追い込み馬は買いにくいが、叩かれたことで多少なりとも掛かりは良くなるはずだし、なによりあの脚力を見せられては…。黙って従うべきだろう。 ⑪⇒①⑨③②

(石井学)