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 先月14日以来、久しぶりの笠松競馬。せっかくなので、この間に起こった明るいニュースに触れておこう。

 

 まずは、佐藤友則騎手が7月16日の中京12R「フィリピントロフィー」(1000万特別)をリッパーザウィンで勝利し、JRA通算7勝目を挙げた。単勝8番人気の伏兵で直線向いての手応えも抜群という感じではなかったが、それでも最後まで諦めずに追い通して上位6頭がタイム差なしの大接戦を先頭でゴールを駆け抜けた。いかにも佐藤騎手らしい勝ち方。難しい最内枠を逆に味方につける好騎乗も光っていた。

 

 そしてもう一つ。7月25日に金沢で行われた「金沢スプリントカップ」では笠松の3歳ライスエイトが見事逃げ切り勝ち。兵庫ドリームコンサートや1番人気の地元メイジンなど歴戦の古馬を相手にいつも通りにハナを奪うと、勝負どころで並ばれる危機はありながらも最後までしぶとく粘り通した。この時期の3歳が古馬相手に勝利をおさめたことで、今後がますます楽しみになったのは間違いない。鞍上の池田敏樹騎手も笠松に移籍してから初めての重賞勝利と嬉しい嬉しい遠征となった。

 

 夏本番! 開催がお休みでも存分にアピール。笠松競馬が一層アツくなってきました。

 

 今日(8/2)のメインは「カリン特別」(12R)。好調馬ぞろいの激戦区「B1組特別」で難解なレースだが、1400mなら連発もということで⑨マユノジャスター(写真)から入りたい。

 アテにしづらいが、型にハマれば相当切れるが同馬の評。前走がまさにそうで、数字上は「B2組」だったが1組でも勝ち負けできる馬がゴロゴロいる中で、それらをまとめて差し切ったのは力がないとできない芸当、同時に好調さを物語るものだった。アテにしづらいという言葉は一見マイナスなものに聞こえるが、別の角度から切り取れば、人気が集中しないことを示す馬券ファンにとっては非常においしい言葉。人気馬へ流しても意外な高配にありつけるかもしれない。

三連単⑨⇔⑧④②→⑧④②③(200円×18点)

三連単2頭軸マルチ⑨⑧→④②③(100円×18点)

(84,080/169,400=回収率49.63%・7/14終了時点)

(井本秀一)