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いよいよ東海ダービー! 

 いよいよ東海ダービー当日を迎えました。今年から高知優駿(高知・6/18)と石川ダービー(金沢・6/20)がシリーズに加わり、約一ヶ月の日程で8つのダービーを楽しむことができ、名称もダービーウイークから「ダービーシリーズ」へと変更。すでに実施された佐賀、門別ともに人気馬が戴冠しており、はたして東海ダービーはどんな結末を迎えるのだろうか。パワーアップした「ダービーシリーズ2017」を大いに楽しんでもらいたい。

 

 そんな「東海ダービーSPⅠ」(11R)16時15分の発走。「混戦」「乱戦」「群雄割拠」「戦国乱世」など、さまざまな言葉で形容されてきたこの3歳世代。過去の重賞を振り返ればそれも納得で、快速馬メモリーミラクルが回避したことで展開すらも読みづらくなった。そんな中、人気を背負う④ドリームズラインは一歩抜けた存在。かなり強引な競馬で勝ち獲った駿蹄賞は力がなければできない芸当で、当時自信を持って◎をつけていた記者としても嬉しい勝利だった。ただ、あんな競馬は二度と御免。見ている側は不安で仕方がないし、その可能性があるのなら差し遅れのパターンも大いに勘ぐりたくなる。また、駿蹄賞から手のひら返しでグリグリの◎になっているのもなんだか面白くない。せっかく混戦混戦と煽ってきた世代のダービーなだけに思い切った印もまたひとつの楽しみ方といえるのではないだろうか。ということで、◎は①フリーゴーイング(写真)。おいおい、大振りにも程があるだろって?ん~そういわれても仕方ないでしょう。ただ、実際2歳時には世代を牽引、世代ナンバーワンと評されていこともある馬。④にだって完勝した実績があるように、能力発揮なら十分チャンスがあっていい存在のはずなのだ。不振続きの近走も、前走3,4角で上がってきた脚には復活の兆しが見えたし、持ち前のダイナミックな走りが戻ってくれば1900mへの距離延長はもってこいの舞台。いろいろと条件がつくのは承知の上だが、粗削りなのは④とて同じこと。鞍上込みでなにか大仕事をやってのける期待感もプンプン漂っている。ひょっとしてペースを握ることも? なんてことも想像しながら今年のダービーは①フリーゴーイングからの馬券で楽しむこととする。 ①⇒④⑪⑨⑤

(石井学)