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ここはきっちり! マルカンパンサー! 

 現在の名古屋リーディングジョッキーは98勝を挙げている岡部誠騎手。2位につける丸野勝虎騎手が47勝だからすでに差はダブルスコア。今年のリーディングの座は早くも当確ランプ? そんな岡部誠騎手は今年に入ってから前開催までの10開催すべてで開催リーディングを獲得し、現在全国リーディングでもトップを走っている。年齢だけでいえばすでにベテランの域だが、名古屋に関してはほかのどのジョッキーよりも数多くレースに乗り、どのジョッキーよりも多く勝ち鞍を挙げ、勝率・連対率でも圧倒的な数字を誇っている。同世代の記者にとっても本当に励みになる存在だ。

 

 本日のメイン「カーネーション特別」(11R,16:15、A-3a特別)は岡部誠騎手騎乗の⑥マルカンパンサー(写真)に注目。かきつばた記念だった前走はさすがに相手が強かったが、1800mに「?」マークがついた2走前はばっちり折り合い番手からの競馬で3馬身差の快勝劇。ひと息後だった一戦であれだけのパフォーマンスを見せられては、3歳時に重賞・東京シンデレラマイルで1番人気4着、その後も大井のA2で好走を重ねてきた実績はやはりダテではなかったと認めざるをえない。思えば、こちらに来て馬券を外したのはオープンと中央交流、そして前走のかきつばた記念。自己条件ならと思うのは至極当然の流れだろう。 ⑥⇒②④⑤③

(石井学)